2023年12月現在、ロードバイクにおいてディスクブレーキが、すっかり主流となりましした。ディスクブレーキは優れた制動力と制御性を提供し、特に悪天候下での制動性能が向上するため、多くのサイクリストやメーカーが採用しています。
しかし、個々のサイクリストや地域によっても異なり、リムブレーキを好む人もいます。特にメンテナンス性においては、リムブレーキよりもメンテナンスが複雑です。特にブレーキパッドの調整やブリーディング(エア抜き)が必要です。これには特殊なツールや技能が必要であり、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
しかもショップのように毎日使うものでもないため、できるだけ安価に工具などを揃えたいものです。しかもAmazonでは見た目同じに見える類似品が大量に出ていて、どれを買えば良いか迷ってしまいます。 そこで今回は、できるだけ安価に揃えたい方向けに、実際に購入してみてちゃんと使えたブレーキホース交換に必要な工具を紹介していこうと思います。
ディスクブレーキのホースを交換する手順
ディスクブレーキのホースを交換する場合、以下の手順に従うことが一般的です。ただし、自転車のメーカーやモデルによっては細かな違いがあるため、メーカーの取扱説明書やサポート情報を確認することが重要です。また、ブレーキシステムの性能や安全性を確保するために、経験豊富なメカニックやプロのサービスに依頼することも考えられます。
- 新しいホースの準備:
- ブレーキホースの長さを確認し、必要に応じて適切な長さに切断します。
- ブレーキホースの先端を適切な長さで切り、新しいホースキットに含まれているブラシまたはピンでエンドを整えます。
- オイルの排出:
- ブレーキレバーの端にあるオイルポートを見つけ、そこから既存のオイルを排出します。
- ホースを外す前に、ブレーキシステムからできるだけオイルを抜くことが重要です。
- ホースの取り外し:
- 既存のブレーキホースを取り外します。これには、レバー端とキャリパー端の両方での解除が含まれます。
- よく使われる接続方式にはホースとレバー/キャリパーを繋いでいるバンジョーボルトやホースフェリュールがあります。これらを解除します。
- 新しいホースの取り付け:
- 新しいホースをレバーとキャリパーに取り付けます。バンジョーボルトやホースフェリュールを確実に締めます。
- ホースの長さが適切で、十分な余裕があることを確認します。
- ブリーディング:
- ブレーキホースの交換後は、ブリーディング(エアを抜く作業)が必要です。これにより、ブレーキシステム内のエアが除去され、効果的な制動力が確保されます。
- システムの確認:
- ブレーキホースの取り付けが完了したら、ブレーキレバーを数回引いて確認し、ブレーキが正常に作動していることを確認します。
これらの手順を遵守し、特にブレーキホースと接続部の締め付けに注意することで、新しいブレーキホースを安全に取り付けることができます。
交換に必要な物
ホース
まず、ホースを購入する必要があります。長さに余裕があれば再利用することも可能だとは思いますが、そのような状況はほぼ稀だと思います。 ホース長さは1000mm(主にフロント用)と1700mm(主にリア用)が売られていますが、1700mmを1セットリア用に買います。 フロントにはリア用に使っていた物を流用します。 失敗することもあるので、予備としてオリーブ&コネクタインサーを数個持っておいた方が良いでしょう。
スパナ、コンビネーションレンチ
キャリパー、STIレバーからのホース取り外し、取り付けに必要です。 サイズは8mmです。 ボルトを舐めないようある程度信頼のおけるメーカーのレンチが欲しいところです。
ブレーキラインカッター
ブレーキを必要な長さにカットするツール
あまりに安価な製品だと切断面が斜めになったりする恐れがあるので、Youtubeにて海外のショップの方が使っていたのを見て ↓ を購入。 シマノよりもだいぶ安いです。
インサートツール
ブレーキホースにインサートを挿入するツールです。 シマノ純正品は圧入タイプですが、個人的には ↓ のようなねじ込みタイプの方が使いやすいのかなと思います。 ネジ部もアルミ製なので摩耗しやすいと思い、グリスを塗って使用してます。
以上になります。
インサートツールは上で紹介した同様の構造の物が半額くらいのものが売ってたりしますので、試してみても良いでしょう。
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