自動車のタイヤでは当たり前になっているチューブレス。 ロードバイクとしては最近普及の兆しが見えてきています。
そんなチューブレスタイヤですが、なかなかビードが上がらないという問題が発生することがあります。
今回はそんなビードが上がらない時の解決方法を紹介していきます。
リムテープを重ね巻きする
ビードが上がらない理由としてホイールとタイヤの相性があります。 つまりホイールとタイヤの隙間が大きいという原因です。 それを帳尻合わせる目的として、リムテープを重ねて巻くことで隙間が狭くなり空気が漏れにくくなります。
例えば、私が良く使うリムテープ stan’s notubes で説明します。

通常、チューブ有りで使う場合は1重巻き、チューブレスで使用する時は2重巻きで使うことが多いです。
ホイールとタイヤの相性が悪い時(ホイールの直径が小さく、タイヤが大きい)、過去最大で5重巻きにして使用したこともあります。
タイヤのビードとホイールが明らかにスカスカな時、重ね巻きして見ると良いかもしれません。
リムテープを交換する
リムテープを重ね巻きするのではなく、もともと分厚いテープに交換するという方法です。
例えば、マジックワンのリムテープ。 stan’sの3倍くらい分厚く、たいていの場合1重巻きで事足ります。

フィッテングローションを使う
IRCタイヤから専用の製品が出ています。

ホイールとタイヤの滑りをよくしてビードが上がりやすくなります。 私は後述する洗剤を使ってしまいますが、タイヤの中に洗剤が残るのが心配な方は専用設計で安心なフィッティングローションを使ってはいかがでしょうか。
中性洗剤を使う
専用のローションの代わりに中性洗剤を使うという方法もあります。 洗剤と水を1:1の割合で混ぜて使います。

仏→米 変換アダプターを使う
仏→米 変換アダプターを使います。

変換アダプターを使ってどうするかというと、ガソリンスタンドにある空気入れを使います。 手動の空気入れではなかなか上がらなかったビードも一発で上がることがあります。
くれぐれも空気入れだけ利用せず、ガソリンなどを入れたついでに使わせてもらいましょう。
まとめ
・仏→米 変換アダプター
・中性洗剤を塗布する
・中性洗剤を大量(100mlくらい)に塗布する
以上でほとんどの場合はビードが上がります。 これで無理ならマジックワンのリムテープに交換することをオススメします。
番外編;やらなくて良かったこと、買わなくてよかった物
バルブコアを抜く
バルブコアが詰まってないかぎり、バルブコアを抜いただけでビードが上がることはなかったです。 上記の説明した方法もすべてバルブコア有の状態で試してみました。
とはいえ、それほど手間がかかることではないため、バルブコアを外す工具を持っている方は試してみても良いでしょう。
エアータンク

チュビブースターなどのエアータンク
それなりに高い買い物でしたが、役に立ちませんでした。 これよりも 仏→米 変換アダプター + GSの空気入れ の方が確実かと思われます。
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