roval CLX50 リアホイール、フリーボディ部のベアリング交換方法について紹介します。
フリーボディ生産メーカー (DT SWISS) ではこの部分に関するツールやマニュアルがないため、通常はフリーボディASSY交換が前提のようです。
しかし、フリーボディ単体でも1万円以上するため、簡単に交換する気になれません。そこでベアリング単体で交換する方法を今回紹介していきたいと思います。
なお、CLX50を事例に説明していきますが、DT SWISSのハブを使ったホイールであれば構造は同じなので、同様の方法で交換可能です。
ハブにDT SWISSを使用しているホイールメーカー一覧
DT SWISS |
roval |
Bontrager |
ONEAER |
FFWD |
必要な工具類


ベアリング脱着の専用ツール rapid racer products の Bearing press & extraction tool の No.9

それでは手順を追って順番に説明していきます。
スプロケット、フリーボディを外す

この状態からフリーボディを握って引きぬけば、簡単に取ることができます。
ベアリングの外し方

フリーボディが外れたからベアリングを外していきます。 なお、roval clx50 はセラミックベアリング使用!とうたっていますが、フリーボディの部分に関してはスチールベアリングを使っています。
ペダルを踏んだ時のパワーが多く伝わる部分なのでスチールベアリングなのだと思いますが、プロの大パワーならいざ知らず、素人のパワーならセラミックベアリングでも良いかもしれません。

上の画像ではボルトを使っていますが、マイナスドライバーでも、ただの棒でも何でも良いと思います。
ベアリングの内側に当ててハンマーで少しずつ叩くと外れます。 一気に叩くのではなく、円周に沿って満遍なく叩くイメージで。

片側のベアリングが外れたところ。
もう片方も同じで順で叩いて外します。 カラーが外れた状態なので、すぐに外れると思います。
ベアリングの取り付け方

rapid racer products の 専用ツールを使ってベアリングを圧入していきます。
ベアリング外周部には滑りやすくするため、グリスを塗布しておきます。

締めつけ過ぎ注意です。 ベアリングとベアリングの間に挟まっているカラーがギリギリ動かないくらいまで締め付けていきます。 少しずつ締めつけ、カラーを確認、少し締めつけ…を繰り返していきます。
まとめ
・専用工具が必要 (rapid racer products など)
・フリーハブ部分はセラミックではなく、スチールベアリング
コメント