先日、こちらのブログでビンディングペダルについて書きました。
今回は、その中でロードバイク用のオススメのビンディングペダルを紹介していこうと思います。
大きく分けて、2点締結タイプ(SPDなど)と3点締結タイプ(SPD-SLなど)があります。

2点締結タイプはその見た目からも想像できるように踏み込む面がなく、ペダリング時の感覚的にもシャフトを踏んでいるような感じです。
しっかりと脚の力をペダルに伝える、長い距離を疲れずに漕ぎ続けるには、3点締結タイプのペダルをオススメします。
3点締結タイプペダルのまとめ
メーカー | メリット | デメリット |
SHIMANO | ・ワールドチームでの使用実績多数 ・安心の日本メーカー製 ・ガッチリとしたホールド感 | ・ステップインで力がいる ・歩くとクリート減りやすい |
LOOK | ・シマノ以外のグループセットにも合う | ・ステップインで力がいる ・歩くとクリート減りやすい |
Wahoo SPEEDPLAY | ・唯一の両面キャッチ ・クリートの調整代大 | ・ステップインにコツがいる ・割高 |
TIME | ・軽い力でステップインできる ・独特のバネ構造で膝に優しい | ・ワールドチームが使っていない |
この中で私がオススメするのはTIME のペダルになります。
TIME のペダルのオススメな点を紹介していきたいと思います。
TIMEのオススメポイント
常にシャフトの中心を踏める

ヨー方向のガダの中心がシャフトの中心に、あります。 どんなときも踏むポイントがシャフトからズレず、安定したペダリングを実現します。
踏む面積が広い

TIMEのXproシリーズは725mm^2と広い踏み面を有しています。
踏む部位と引く部位が近い

ペダルを踏む時に力が加わる部位と引く時に力が加わる部位が近く、安定したペダリングになります。 なお、ここでいう踏む時というのは上死点付近の斜め前に踏み込む時に使う部位になります。

ちなみにシマノの場合は上の図のようになっています。
TIMEの前側の部分はステップインの際の単なるガイドにすぎません
クリートが削れにくくコスパが高い

ビンディングシューズのまま歩いた時に地面とあたる部分は上図の3箇所であり、この部分はステップインのガイドとなるだけなので、多少削れても何ら問題はありません。
なので、TIMEに変更してから2年ほどクリートを使っていますが、一度も交換せず使えてます。

シマノの場合は上の図のとおりでクリートをキャッチする部分が削れていってしまいます。
Qファクターが変更可能
通常の使い方で 51.7mm 右と左のクリートを逆に使うと 54.3mm になります。
なお、シマノは 52mm が標準で 56mm タイプも存在してますが、ペダルを交換する必要があります。
Qファクターが合わずに膝の痛みが出る場合もあるので、左右入れ替えるだけで変更可能なのはありがたいです。
ステップインが軽い
TIMEの最大の特徴。 足を乗せるだけでステップインできてしまいます。 ペダルに足を乗せて下死点に持っていき、踏み込む…という動作は不要です。
プロのように一度のレースで止まらずに200kmを走りきるという使い方ではなく、私たちが走るのは一般公道の場合がほとんどで、信号の度に脱着を繰り返す必要があります。
一回の力は少なくてすみますが、何回も繰り返す事を考えると、軽い力でステップインできるのは大きなメリットと言えます。
その他情報
膝に優しい?
ビンディングペダルというとペダルと足を固定して、より力がかけられるようにという目的があるかと思います。
しかし、完全にペダルと足が固定されてしまうと膝を痛めてしまう原因にもなります。
なので、ヨー方向に一定のガタがあるのが一般的になっています。
TIMEのペダルはほとんどガタがないのですが、バネがたわむことによって角度をつけられる構造になっています。 これがTIMEのペダルは膝に優しいと言われている所以なのですが、他社のペダルでは遊びがあるタイプを選べば良いだけなので、特別TIMEのメリットだとは言えないでしょう。
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