ディスクブレーキ音鳴り対処法 

メンテナンス

リムブレーキか? ディスクブレーキか?、と論争があった3年前、初めて買ったロードバイクはディスクブレーキ。気がつけば、2023年ツールドフランスでは全てのチームがディスクブレーキになりました。


そんなディスクブレーキに対してメンテナンスが面倒というイメージを持っている方もいると思いますが、今回はディスクブレーキの音鳴り対処法について紹介していきます。

 

 

ブレーキ音鳴りの種類

 

  1. ブレーキをかけたときに「フォーン」と鳴る  →あたりが付いてないだけの可能性が高い 
  2. 「シュ・シュ」と擦れる音がホイールの回転と同期して鳴る別の記事へ
  3. ブレーキをかけ、停止するときに「キー」と鳴る ← 今回はこちらについて詳しく解説

 

ブレーキをかけ、停止する時に「キー」とびっくりするくらい大きな音が鳴る。放っておくと音がだんだん大きくなり、最後はブレーキをかけても止まらなくなることがあります。
こんな時はブレーキのディスク面に油分が付着している可能性が高いです。


ネットで調べるとブレーキパッドの交換が必要!という記事も出てきたりして、実際私も初心者の頃、新しくブレーキパッドを交換した経緯もあります。

このタイプの音鳴りは比較的多い頻度で発生します。 ブレーキパッド自体は700円から2000円ほどですが、この音鳴りの度に交換していては費用もかさんでしまいます。 いろいろ調べて試した結果、ほとんどの場合は以下の方法で直すことができるとわかったので紹介したいと思います。

唯一この方法で直らなかった例もありましたので、それについても後述します。

 

食器用などの中性洗剤で洗浄する

ブレーキローターをホイールから外す。 不要になった歯ブラシなどでゴシゴシこすって汚れを落としていきます。 その後、水ですすぎます。

 

ブレーキパッドをキャリパーから外して洗っていきます。 まずは洗剤とブラシを使ってゴシゴシ汚れを落とします。 次に洗剤をつけた状態でパッドのローターが当たる面どおしを擦り合わせる感じで表面やパッド内部(?)に入り込んだ汚れを落としていきます。同じく水ですすいで一晩乾かし、完了

 

洗剤を使う方法以外に重曹を使う方法もあるようですが、家においてない方もいるのではないでしょうか? 安いものなので買えば良いのですが、それよりも普通にあるだろう中性洗剤で十分に対処可能なので、私としては中性洗剤をお勧めします。

 

鉄粉の除去

 中性洗剤で油分は落とせますが、ローター面にささった鉄粉などが原因で音鳴りが発生している場合もあります。 なので、中性洗剤の次は鉄粉を除去して行きます。 使用するのはこちら

自動車用の鉄粉除去剤です。 

ブレーキローターにスプレーしてしばらく経つと、 ↓ こんな感じで色が変わります。

これを水で流して完了です。

ブレーキフルードに注意

以上の方法で直らなかったのが1回だけありました。 ブレーキフルードを交換する際に、ブレーキパッドに多量のブレーキフルードがかかってしまい、その時は何度か洗浄しても音鳴りは解消せず、結果的にブレーキパッド交換となってしまいました。

ブレーキフルード交換やエア抜き時は、ブレーキディスク(ホイールごと外すで可)とブレーキパッドをキャリパーから外し、専用のスペーサーをかませた上で行うと良いでしょう。

 

 

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