今回はカセットスプロケットの交換方法について紹介していきます。 カセットスプロケットとはリアホイールについているギアの集まりです。
最近発表された新型デュラエース(R9200)や新型アルテグラ(R8100)では12枚の歯で構成されています。
ギア枚数 | グループセット |
12 | 新型デュラエース(R9200)、新型アルテグラ(R8100) |
11 | デュラエース(R9100)、アルテグラ(R8000)、105(R7000) |
10 | ティアグラ |
9 | ソラ |
8 | クラリス |
スプロケット脱着に必要な工具

カセットスプロケットを外す工具です。 こちらはシマノ用です。

スプロケットの外し方
ホイールの外し方は ↓ こちら

工具を上のようにかけます。 ふたつの工具が10時10分の位置に来ると力が入れやすいと思います。
また、チェーンがついた方の工具はスプロケットの真ん中あたりの歯に引っ掛けると力が入れやすいと思います。
工具に体重を乗せるイメージで。

ある程度緩んだら手でロックリングを外します。

ロックリングが外れたところ

スプロケット全体を持って上に引き上げます(画像は片手ですが、両手で持ち上げる)


取れました
スプロケットの取り付け方

大きなギアから順番に取り付けていきます

ギアに刻印、上の画像で言うと “11S” ”14A” とか書いてある方がトップ側にきます

各ギアの切り欠きで1箇所大きな部分があって、この位置でしかはまらないようになっています

これにより表裏逆向きには組めないようになっているので、間違えることはないでしょう

なお、間のスペーサー(黒い部品)はどの位置でもはめることができます

トップまで順番にはめていきます。 なお、トップギアはしっかりはまってなくてもロックリングが締まってしまうことがあるので、念入りに確認します

ロックリングかロックリングがはまるネジ山にグリスを塗布します

ロックリングは着座するまで必ず手で締めましょう。 トップギアがちゃんとはまっていなかった場合、いきなり工具で締め付けるとハブの溝がえぐられてしまうことがあります。

手で着座させたら、工具で締め付けます。 締め付けトルクは 40Nm です。

スペーサーの入る位置を忘れてしまった場合。 各ギアの間隔を確認しましょう。各ギアの間隔が同じになっていれば正しい位置にスペーサーが組まれていると思います。
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