新型デュラエース(R9200)最適なギア比は?

インプレッション

 

ついに新型デュラエース(R9200)が発表されました! 今回はギア比についてまとめてみました。

新型デュラエースにおいて、現在シマノのホームページで確認できるギアは以下の通りです。

チェーンリング:54-40T 、 52-36T 、 50-34T

スプロケット:11-30T 、 11-34T

旧デュラエース(R9100)では、もっとバリエーションがあったので、これから追加されていくものと推測されます。

 

ギア比の比較

11121314151617192124273034
544.914.504.153.863.603.383.182.842.572.252.001.80
403.643.333.082.862.672.502.352.111.901.671.481.33
544.914.504.153.863.603.182.842.572.252.001.801.59
403.643.333.082.862.672.352.111.901.671.481.331.18
524.734.334.003.713.473.253.062.742.482.171.931.73
363.273.002.772.572.402.252.121.891.711.501.331.20
524.734.334.003.713.473.062.742.482.171.931.731.53
363.273.002.772.572.402.121.891.711.501.331.201.06
504.554.173.853.573.333.132.942.632.382.081.851.67
343.092.832.622.432.272.132.001.791.621.421.261.13
504.554.173.853.573.332.942.632.382.081.851.671.47
343.092.832.622.432.272.001.791.621.421.261.131.00

現在発売されているギアの組み合わせからギア比を表にすると上記のようになります。 

数字だけでわかりにくいため図示すると以下のようになります。

 

R9100デュラエースで最もよく使われているであろうチェーンリング52-36Tを基準に考えてみると、54-40のトップ側はかなり余裕があり、下りでギアが足りなくなるといった事が避けられそうです。

一方、ロー側も54-40 , 11-30 の組み合わせであれば、R9100の 52-36, 11-28に近い組み合わせとなっており、平坦メインの方はこの組み合わせが良いかもしれません。

また、52-36 , 11-34 の組み合わせは 50-34, 11-34 とロー側はさほど変わりないため、登りメインの方でも52-36 , 11-34 で問題ないように思います。 

 

12速化のメリット

11速から12速になるとギア比の幅が広くなり、平坦(下り)からヒルクライムまで幅広く対応できるというメリットがありますが、それ以外にギア比の感覚が狭くなりクロスレシオ化するというメリットもあります。

チェーンリング 52T、スプロケット 11-30T で11速と12速の場合を比較してみます。

111213141516171921242730
52(R9100)4.734.334.003.713.473.253.062.742.482.171.931.73
52(R9200)4.734.334.003.713.473.062.742.482.171.931.73

グラフにまとめてみると次のような感じです。

次に、ギア比の変化率で見てみます。

このように11速では、使用頻度が割と高い中間域での変化率が大きいことがわかります。

数値にすると 1.133 なので、たとえばケイデンス90で走行時に1段重くすると79になってしまいます。 この時、12速の場合は 84 と落ち込みが少なくてすみます。

このようにギア比が離れていないことによるメリットがあります。

 

まとめ

・52-36 , 11-30 が主流になるか

・ギア比のクロスレシオかによるメリットあり

・平坦メインの方は 54-40 , 11-30

・登りメインの方は 52-36 , 11-34

 



  

 

 


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