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さまざまなロードバイク用ホイールが存在しますが、どれにするか迷ってしまいます。 そこで最もオールラウンドに使える50mm(前後の)ハイトのディスクブレーキ用ホイールについて値段と質量の観点からまとめてみることにしました。
比較したのは以下8点
- roval Rapide CLX
- Bontrager Aeolus RSL 51
- ONEAER DX5
- Bora WTO45
- Bora ULTRA WTO45
- winspace LUN HYPER50
- DURA-ACE C50
- COSMIC SLR 45 Disc
目次
roval Rapide CLX

Rapide CLXの開発では、実際の環境下でオールラウンドに最速のホイールを作ることを目標に設定しました。文字にするのは簡単ですが、実現はそう簡単には行きません。なぜならヒルクライムホイールの軽さとタイムトライアルホイールの空力性能を両立させ、しかも強い横風の中を突き進んでいける安定性まで与えなければならないからです。スペシャライズドには運よく、優秀なエンジニア、エアロの専門家、テストライダーが所属していて、自社風洞施設のWin Tunnelなど業界屈指の開発施設があります。
そこから生まれたのが、前後セットでわずか1400グラムのRapide CLX。ツール・ド・フランスの山岳ステージで優勝したRoval ホイールよりも軽く、タイムトライアルのUCI世界選手権で優勝したCLX 64とほぼ同じ空力性能を備えています。低いリムハイトのような安定したハンドリング性を発揮します。
その目標を達成するには、今までのホイール開発の一つ一つを改めて検証するしかありませんでした。例えば、Rapide CLXのリム形状は前後でまったく異なります。これは、フロントホイールが最初に風に当たる部位であり、また横風による不安定な挙動の主な原因となるからであり、リアのリムより低くて太く作られています。そうしてできあがったのが、CLX 50より横風の影響を25%受けにくいフロントホイールです。たった761グラムのリアホイールがフロントより大幅にディープで細いのは、それがバイクの後端を担う部位であるがゆえ、リムハイトが高くても横風の影響をまったくと言っていいほど受けないためです。
この速くて強くエアロな軽量ホイールの中心には、Aero Flange ハブを採用。空力性能が最適化され、大きめのブレース角度でホイールの強度がアップし、とてもスムーズに回転するシールドカートリッジベアリングやDTスイスの精密なEXP フリーハブメカニズムを使用しています。また、DTスイス エアロライト・ブレードスポークとプロロック・アロイニップルを使い、確かな信頼性の2:1組みを採用しています。
以上の特徴から、このオールラウンドに使えるホイールは高い空力性能、軽さ、安定性をもたらし、あらゆるコンディションでスピードを引き出します。
チューブレス非対応モデルになります。
引用:specialized
Bontragar Aeolus RSL51

最速の自分になるために
超軽量のAeolus RSL 51は、今まで以上に速くなりたいあなたにぴったりのアップグレード。最新3D モデリングを利用して設計された、全く新しいAeolus RSLは、安定性を犠牲とすることなく、さらなる速さを可能にする。最軽量のRSL グレードのOCLV カーボンで、高さ51mmの新形状リムを作り、あらゆるコンディションでの究極の速さと万能さを実現。内幅23mmの太めのチューブレスレディリムは、少ない空気抵抗で回転することが実証済みで、全体的な速度を引き上げる。一方でDT Swiss 240の内部機構とRatchet EXP 36 フリーハブを組み込んだ超軽量ハブが、スムーズな走りを約束。
全てのボントレガーのカーボンホイールは、最初の購入者を生涯保証で守り、カーボンケアのさらなる保証も付いている。最初の購入から2年以内のライド中にその構造を壊してしまっても、無料で交換してもらえるのだ。とても単純な仕組みである。
ボントレガー史上最速のホイール
新次元の速さを実現するAeolus RSLホイール。3Dモデルを利用して最適化を繰り返し、ホイールとタイヤの組み合わせによるすべての側面において、あらゆる方向、あらゆる平面において、1グラム単位で抵抗をより正確に反映した。それだけで終わらない。全体的な速さを引き上げることが証明され、太めの23mm内幅に行き着いたのである。
引用:trek
ONEAER DX5

Less Weight, Less Drag
Super light weight disc tubeless ready road wheel for all conditions.
Not only fast on flats but also rapid and responsive on hills.
引用:oneaer
Bora WTO 45

BORAは1998年の登場以来、レースに勝利するパフォーマンスと信頼性の限界を常に押し進めてきました。勝利を探求するための忠実なパートナーを求める明晰なライダーのために、今までのスタンダードを更に引き上げる新しいソリューションをご紹介します。
エアロダイナミック効果の限界を更に押し進め、ウィンド・トンネル・オプティマイズドを意味するその新しい名前はホイールの性格をよく表しています。「WTO」と名付けられた新しいBORAは、今までのBORAが持つパフォーマンスに関する大切な特徴を維持しながら、新しいエアロダイナミック・スタンダードを体現する独自のデザインを身に着けました。カンパニョーロ エンジニア・チームの研究結果に基づき、最も低い転がり抵抗を実現できる、チューブレスタイヤを使用できる、2WAY-FIT仕様を採用。
新設計のリムは様々なヨー角の風に対し空気抵抗を極限まで抑え込む独自の形状でワイドタイヤに対応するC19リムプロファイルを採用。ハブ、スポーク共に新設計でワイドフランジのアルミハブはシンプルながら大きく窪んだ中央部を持ちエアロダイナミクスを最適化。スポークも特別な菱形断面形状を備えた製品を組み合わせています。
引用:riogrande
Bora ULTRA WTO 45

Showcases the beauty of speed.
1994年の誕生以来、CampagnoloのBoraシリーズはハイパフォーマンス・レーシング・ホイールのスタンダードを定義し、進化のたびに性能を大幅に向上させてきました。象徴的なイタリアン・サイクル・ブランドは、ここにシリーズの最新モデルとなる「Bora Ultra WTO(ボーラ ウルトラ WTO)」をリリースします。このシリーズはディスクブレーキ専用で、33mm・45mm・60mmのリムハイトを持ち、レンジの頂点に君臨する最新モデルです。ヴィチェンツァ本社のエンジニアたちによる先進的なデザインプロセスにより、エアロダイナミクス、剛性、重量が改善されており、前モデルに対し大幅な進化を果たしました。
特筆されるエアロダイナミクスを備えながらメンテナンスが容易なインターナルニップルの導入、ハブボディの再設計、独自の超軽量カーボンファイバーを採用した全く新しいリム、ハブボディの採用などにより、驚異的なスピードを実現するホイールが誕生しました。
他を圧倒するホイールを開発するために要する膨大な時間。
他のCampagnoloホイールやグループセットと同様に、Bora Ultra WTOは設計、開発、テスト、そして生産まで、そのスタートからフィニッシュまでのすべてを自社で行っています。スポーク、リム、ハブなどの構成パーツすべてがCampagnoloだけの独自のものであり、スピードに対する一切の妥協を取りさらった、一貫したビジョンの一部となっています。この新しいホイールは、約3年の歳月をかけて研究・開発されたもので、スピードとエアロダイナミクスの向上と軽量化のすべてを目的とした、Campagnoloが特許を取得している革新的な様々なテクノロジーを採用しています。
引用:riogrande
winspace LUN HYPER 50

HYPERシリーズは私たちの持てる技術を惜しみなく使った頂点ともいうべきホイールです。2020年には、リムからホイールを完全に再設計しました。最適なカーボンスポークを使い、セラミックベアリングとエアロ最適化されたリムは可能な限りのスピードを確保できます。複雑な仕組みを避け、シンプルな価格を実現しました。
引用:winspacejp
DURA-ACE C50

新しいDURA-ACEホイールラインナップの中で、C50は最も万能な存在です。C50は、前モデルのC40よりも軽量でありながら、前モデルのC60とほぼ同等のエアロダイナミクスを備えています。 さまざまな状況で使用できるホイールセットです。 タイムトライアルからクリテリウム、起伏のある地形で、あるいは自己ベストを狙うときに、新たなC50は全力を尽くしたいロードライディングに最適なホイールです。
引用:shimano
COSMIC SLR 45 Disc

COSMICのリムはNACAエアロプロファイルを採用した空力形状とされており、内幅19mm、外幅28mmという寸法が採用されている。そのリムにFORE CARBONというテクノロジーを加えることで、高強度、高剛性、チューブレスタイヤの運用が手軽なホイールを実現させている。
FORE CARBONというのは、アルミリム自体にニップルを受ける雌ネジを設けるFOREテクノロジーをカーボンリムに応用した技術であり、ニップルホール部分をカーボンで補強しつつネジ受けを接着するテクノロジーのこと。これを採用することで、リムベッドにニップルホールが不要となり、リム全体の剛性低下を防げるメリットがある。リムの剛性を維持したままリムウォールのカーボン層を薄くでき、リムの軽量化に繋がるという。
2022年モデルではリムウォールの素材が織りカーボンではなく、UDカーボンにアップデートされた。UD²リムラミネート仕様とすることで、2021年モデルよりも前後で15gずつ、計30gの軽量化を実現させたという。
またリムベッドにニップルホールがないことで、チューブレスタイヤを運用する際にチューブレステープも不要となっている。空気漏れの原因の一つであるテープを省略することで、空気保持のための作業にアドバンテージがある。マヴィックのUST技術も相まって、チューブレスタイヤの運用は行いやすいはずだ。
インフィニティハブやインスタントドライブ360、特許取得済みの楕円形スポークなどのスペックは変更ない。重量は1440g。価格は286,000円(税込)。
https://www.cyclowired.jp/news/node/359310
質量と価格でまとめ
それぞれ質量と定価、実売価格を一覧にしました。
ホイール | 質量[g] | 定価[円] | 実売価格[円] |
roval Rapide CLX | 1400 | 351,000 | 333,450 |
Bontragar Aeolus RSL51 | 1410 | 323,950 | 323,950 |
ONEAER DX5 | 1370 | 238,000 | 238,000 |
Bora WTO 45 | 1520 | 350,900 | 207,900 |
Bora ULTRA WTO 45 | 1425 | 467,500 | 397,720 |
LUN HYPER 50 | 1455 | 173,800 | 173,800 |
DURA-ACE C50 | 1461 | 233,530 | |
COSMIC SLR 45 | 1440 | 286,000 | 286,000 |
実売価格と重量の関係を散布図にすると以下のようになります。

Bora ULTRA WTO45 と CONMIC SLR 45 はリムテープ不要なので、さらに50g程度相対的に軽いと考えても良いかもしれません。
コスパでみると、DX5とLUN HYPER50 のコスパの良さがわかります。
もちろんホイールは質量が全てではありませんが、一つの参考としていただければと思います。


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