シマノパワーメーター 左右差と遅延について

インプレッション

 

Specialized(4iiii)のパワーメーターが壊れたので、修理に出しました。 その間、パワーメーターをシマノ、デュラエース FC-9100-P に変更しました。使ってみた感想:左右差の問題と遅延についてシェアします。

 

 

左右差問題

シマノ、パワーメーターと検索すると左右差の問題が出てきます。 多くは発売した間もない頃の情報が出てくるのですが、果たして現在は解消されているのでしょうか?

パワーメーター:シマノ FC-R9100-P

解消されていませんでした。 左側が高く出るようです。  ファームウェアのアップデートなのか2023年現在上記のような偏りは発生していません。 それでも左右差が発生している方は以下の方法を試してみてください。

 

どうやら左側クランクの締め付けが足りないときにこのような状態になるようなので、調整が必要そうです。

この部位の締め付けがポイントらしい

該当部位は1〜2Nmと非常に低い締め付けトルクなので、その間の微妙な差によってこれだけ数値が変わってきてしまうのは困りものです。

なお、もともと左脚の方がパワーがあるのでは? と思う方がいるかもしれませんが、それはないです。 なぜなら、今まで使っていたspecialized(4iiii)製のパワーメーターでは右側の方がパワーが出ていたし、右脚の方が見た目で明らかに太いからです。

パワーメーター:Specialized (ベースはシマノFC-R9100、4iiii製)

 

パワー表示の遅延

シマノのパワーメーターではケイデンスを磁石で測定しています。 一方で他社(例えば4iiii)は加速度センサーを使用してます。

ここで、ケイデンス90で走行 → 脚を止める(ケイデンス0)といった動作を取った時に以下のような差がでます。

 

イメージですが、グレーの部分のパワーが多く計測されてしまう感じです。 なので同じコースを同じような強度で走ったとしても、TSSが高く出る傾向があります。

 

まだ使用し始めたばかりなので、耐久性・信頼性はわかりませんが、シマノ製品なのでそこは期待したいところです。

また、新型デュラエース(R9200)も磁石を用いたセンサーのようです。 いまだに磁石を使う理由は謎です。

 

FC-9100-P まとめ

・パワー計測するデバイスとしてはイマイチ

・耐久性、信頼性は期待したい

 



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