さまざまなロードバイク用ホイールが存在しますが、どれにするか迷ってしまいます。 今回はヒルクライム用、軽量なホイールとして使える30mm(前後の)ハイトのホイールについて値段と質量の観点からまとめてみることにしました。
比較したのは以下7点
- roval Alpinist CLX
- Bontrager Aeolus RSL 37
- ONEAER DX3
- Bora WTO33
- Bora ULTRA WTO33
- winspace LUN HYPER38
- DURA-ACE C36
目次
roval Alpinist CLX

Alpinist CLXに掲げた重量と耐久性の目標を達成するべく、40種類以上約200本のプロトタイプを作製。その後それぞれのホイールをテストし、最終的なデザインを決定しました。それが、市販最軽量の部類に入るロードホイールセットです。ヒルクライマーが夢見た軽さを実現しつつ、ライドを毎日行えるほどのタフさを兼ね備えています。
内幅21mmのAlpinist CLX リムは、近年のワイドタイヤに合わせて最適化され、あらゆるコンディションで確かなハンドリングを可能にするサイドウォール形状を採用しています。高さ33mmの超軽量ロードリムは風洞施設での徹底的なテストに耐え抜き、軽快なヒルクライム性能とオールラウンドに使える走りを実現した一方で、よりディープなエアロリムよりも空力性能に優れています。
この速くて強い軽量ホイールにはAero Flange ハブを採用。空力性能が最適化され、大きめのブレース角度でホイールの強度アップとスポーク本数の軽減を可能にし、とてもスムーズに回転するシールドカートリッジベアリングや信頼の精密さを持つDT Swissインターナルを採用しています。
https://www.specialized.com/jp/ja/roval-alpinist-clx–front/p/174209?searchText=30020-6001&color=278172-174209
Bontragar Aeolus RSL 37

究極のロードホイール
より速く。より軽く。より安定。超軽量のAeolus RSL 37は、ヒルクライム、クリテリウム、ワンデイレースに適した究極のカーボンロードホイール。RSL グレードのOCLV カーボンはより軽くて強度に優れ、リム高が低めのホイールより軽く、高めのホイールより速い、安定性に優れた高さ37mmのリム形状を可能にする。DT Swiss 240の内部機構とRatchet EXP 36 フリーハブを備えた超軽量ハブがスムーズな回転を約束。
全てのボントレガーのカーボンホイールは、最初の購入者を生涯保証で守り、カーボンケアのさらなる保証も付いている。最初の購入から2年以内のライド中に壊してしまっても、無料で交換してもらえるのだ。とても単純な仕組みである。
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/アクセサリー/自転車-パーツ/バイク-ホイール/ロードバイクホイールホイールセット/bontrager-aeolus-rsl-37-tlr-disc-road-wheel/p/31548/?colorCode=black
ONEAER DX3

Born To Go Higher Ground
Ultra light weight disc tubeless ready road wheel for hill lover,
Light and responsive. A very light all rounder too.
https://oneaer.com/products_wheels_dx.html
Bora WTO33

すべてのライダーのために設計された33mmプロファイルが加わり、BORA WTOファミリーはさらに強化されました。コーナーから立ち上がる際の厳しい加速、平地での効果的な巡行走行、過酷な山岳コースでのゴールなど、様々なシチュエーションで大きな恩恵を受けることが可能です。
33mmのプロファイルは目に見える大きなアドバンテージを生み出します。開発の段階で行われた風洞実験では、ロー・プロファイルにもかかわらず、通常のホイールに対し45km/hで7.5Wもの驚くべきエアロ効果を記録しました。BORA WTO 33には優れた回転性能を誇るUSBセラミックベアリングと、独自に開発された楕円形状のダブル・バテッド・スポークによって最適化されたG3スポーク・パターンが採用されています。
最新の研究では、チューブレス・タイヤが回転に対する抵抗を減少させるベストな選択肢である事が証明されています。2Way-Fitテクノロジーは、チューブレス・タイヤとクリンチャー・タイヤの両方に完璧に適合し、19mmのインナー・リム幅は25mmのタイヤと組み合わせると最高のパフォーマンスを発揮します。また、クラシックな23mmや快適性に優れた28mmのタイヤを使用することも可能です。
https://www.riogrande.co.jp/product/node/73899
Bora ULTRA WTO33

Showcases the beauty of speed.
1994年の誕生以来、CampagnoloのBoraシリーズはハイパフォーマンス・レーシング・ホイールのスタンダードを定義し、進化のたびに性能を大幅に向上させてきました。象徴的なイタリアン・サイクル・ブランドは、ここにシリーズの最新モデルとなる「Bora Ultra WTO(ボーラ ウルトラ WTO)」をリリースします。このシリーズはディスクブレーキ専用で、33mm・45mm・60mmのリムハイトを持ち、レンジの頂点に君臨する最新モデルです。ヴィチェンツァ本社のエンジニアたちによる先進的なデザインプロセスにより、エアロダイナミクス、剛性、重量が改善されており、前モデルに対し大幅な進化を果たしました。
特筆されるエアロダイナミクスを備えながらメンテナンスが容易なインターナルニップルの導入、ハブボディの再設計、独自の超軽量カーボンファイバーを採用した全く新しいリム、ハブボディの採用などにより、驚異的なスピードを実現するホイールが誕生しました。
また、Campagnoloは革新の中にも美しさを忘れていません。イノベーションが注ぎ込まれた外観は特筆するに値します。エレガントなコーパーシェードのCampagnoloロゴがホイールのリムとハブを飾り、タイムレスな美しさを内包している本当に特別なものを示唆しています。Bora Ultra WTOは間違いなく、イタリアで設計・製造された現代におけるカーボンホイールの到達点と言えるでしょう。
他を圧倒するホイールを開発するために要する膨大な時間。
他のCampagnoloホイールやグループセットと同様に、Bora Ultra WTOは設計、開発、テスト、そして生産まで、そのスタートからフィニッシュまでのすべてを自社で行っています。スポーク、リム、ハブなどの構成パーツすべてがCampagnoloだけの独自のものであり、スピードに対する一切の妥協を取りさらった、一貫したビジョンの一部となっています。この新しいホイールは、約3年の歳月をかけて研究・開発されたもので、スピードとエアロダイナミクスの向上と軽量化のすべてを目的とした、Campagnoloが特許を取得している革新的な様々なテクノロジーを採用しています。
https://www.riogrande.co.jp/news/node/77229
winspace LUN HYPER 38

HYPERシリーズは私たちの持てる技術を惜しみなく使った頂点ともいうべきホイールです。2020年には、リムからホイールを完全に再設計しました。最適なカーボンスポークを使い、セラミックベアリングとエアロ最適化されたリムは可能な限りのスピードを確保できます。複雑な仕組みを避け、シンプルな価格を実現しました。
https://www.winspacejp.cc/product/hyper-38mm-disc-brake-wheelset-ja/
DURA-ACE C36

圧倒的な加速力を誇る新たなDURA-ACE R9270 C36ホイールセットは、上り坂やコーナー、ストップ&ゴーでの感覚を変えてくれます。 これはホイールの重量だけではなく、ホイールのどの部分に重量がかかるのかが重要となります。 このまったく新しいC36のデザインでは、可能な限り質量を減らすようにされていますが、それはリムにおいて特に顕著です。 その結果生まれたのは、ライド感覚を大きく変えてくれるホイールセットでした。
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/dura-ace-r9200/WH-R9270-C36-TL-F.html
質量と価格でまとめ
それぞれ質量と定価、実売価格を一覧にしました。
質量 [g] | 実売価格 [円] | |
roval Alpinist CLX | 1248 | 323950 |
Bontragar Aeolus RSL 37 | 1325 | 323950 |
ONEAER DX3 | 1292 | 239800 |
Bora WTO33 | 1485 | 189600 |
Bora ULTRA WTO33 | 1385 | 397160 |
winspace LUN HYPER38 | 1374 | 173800 |
DURA-ACE C36 | 1350 | 233530 |
散布図にすると以下のようになります。

roval Alpinist の軽さが際立ちます。 乗鞍など勾配のきついヒルクライムでは Alpinist 一択か。
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