今話題のTPUチューブ!【クリンチャータイヤ用チューブ】

インプレッション

 

 

ロードバイク用タイヤの種類

タイヤは大きく以下のような種類に分けられます。

  1. クリンチャータイヤ: 内部にチューブが必要で、リムにクリンチャービードと呼ばれるワイヤービードを固定する構造を持っています。もっとも一般的に使用されています。
  2. チューブレスタイヤ: チューブを使用せずにタイヤ自体がエアシール性を持つ構造です。多くは正確にはチューブレスレディタイヤと言って、シーランとを用いてエア漏れを防止します。
  3. チューブラータイヤ: チューブがタイヤの内部に縫い込まれた筒状の構造を持っています。タイヤをリムに固定するために接着剤やリムテープが使用されます。昔は競技用のタイヤといえばチューブラータイヤでしたが、最近ではあまり使われなくなりました。

 

クリンチャータイヤの特徴

  1. チューブを使用する: クリンチャータイヤは、タイヤ単独では使用できず、必ずチューブが必要になってきます。 チューブの中に空気を入れ、タイヤの形状を保持します。
  2. パンク修理と交換が容易: クリンチャータイヤは、内部にチューブを含んでいるため、パンクが発生した場合やタイヤ交換が必要な場合に比較的容易に修理や交換ができます。

 

クリンチャータイヤは、ロードバイクだけではなくママチャリなど一般的な自転車のタイヤにも使われています。 かといって同じタイヤが使用できるかというとそうではなく、リムに合ったサイズのタイヤ(主に直径と幅)を選択する必要があります。 ロードバイクでは700Cという直径と25C、28Cといった幅のものが多く用いられています。

 

クリンチャータイヤ用チューブ

クリンチャータイヤ用のチューブには主に3種類が知られています。

 

  1. ブチルチューブ
    一般的な素材です。ママチャリなどのチューブもこれ。 ブチルゴムから作られており、耐摩耗性に優れています。また、エア圧の保持にも優れており、パンクしにくい特性があります。ブチルチューブは比較的安価であり、一般的な自転車にはこれで十分です。
  2. ラテックスチューブ
    天然ラテックスゴムから作られた高性能なチューブです。ラテックスチューブは軽量であり、柔軟性に富んでいます。その結果、路面の振動吸収性が向上し、体感できるほど良い乗り心地が得られます。また、転がり抵抗が少ないという特徴があります。 ロードバイク、中でも競技志向のライダーがよく使用しますが、ブチルチューブよりも劣化しやすく、高価です。 また、空気が透過しやすい特性があり、1日おいておくと1〜3barほど空気が抜けてしまいます。
  3. TPUチューブ
    TPU(Thermoplastic Polyurethane Tube)は熱可塑性ポリウレタンと呼ばれる素材で作られたチューブです。TPUチューブは、耐久性、柔軟性、軽量性を備えています。 最近、数多くのメーカーからTPUチューブがリリースされています。 空気が抜けにくく1日おいても0.3barほどしか空気が抜けません。

 

完成車で販売されているロードバイクにおいてはブチルチューブがセットされていることが多いと思います。 アップグレードするなら、最近では比較的安価な製品もリリースされてきたTPUチューブを使ってみてはいかがでしょうか?

 

TPUチューブの特徴

TPUチューブの主な特徴は以下のような項目があります。

  1. 耐久性
    優れた耐久性を持ち、パンクや切れ目に対して耐性があります。道路上の小石やガラスの破片などの障害物によるパンクリスクを減らすことができます。
  2. 軽量
    TPUチューブは軽量です。 ロードバイク全体の重量が軽くなるのと、リム外周が軽量になるので、加速や登り坂でのパフォーマンス向上に寄与することができます。
  3. 低回転抵抗
    内部摩擦が少ないため、タイヤの回転抵抗を低減することができます。これにより効率的な走行が可能になります。

 

TPUチューブは、高性能や競技志向の自転車乗りにとって魅力的な選択肢となっています。ただし、一般的なブチルチューブやラテックスチューブと比べてまだ比較的新しい素材であるため、入手性や価格などの要素も考慮する必要があります。 自転車の特定の利用目的や好みに合うかどうかを確認するために、実際に使用してみることがおすすめです。

回転抵抗の低減という観点ではVittoriaのTPUチューブが良いのですが、高価なのと、高価な割に初期不良、耐久性に難あり(バルブ付近のパッチから空気が漏れる)なので、Amazonで売られている安価なタイプで良いと思います。 

 

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