ディスクロード用カーボンホイール12選【50mmハイト編】

インプレッション

 

 

さまざまなロードバイク用ホイールが存在しますが、どれにするか迷ってしまいます。 そこで最もオールラウンドに使える50mm(前後の)ハイトのディスクブレーキ用ホイールについて値段と質量の観点からまとめてみました。

 

  1. roval Rapide CLX
  2. roval CLX50
  3. Bontrager Aeolus RSL 51
  4. DT SWISS ARC1100 dicut
  5. ONEAER DX5
  6. Bora WTO45
  7. Bora ULTRA WTO45
  8. LUN HYPER 2023 D45
  9. DURA-ACE C50
  10. COSMIC SLR 45 Disc
  11. EliteWheels DRIVE 50D
  12. CADEX 50 Ultra

 

 

roval Rapide CLX

photo: bike24

Rapide CLXの開発では、実際の環境下でオールラウンドに最速のホイールを作ることを目標に設定しました。文字にするのは簡単ですが、実現はそう簡単には行きません。なぜならヒルクライムホイールの軽さとタイムトライアルホイールの空力性能を両立させ、しかも強い横風の中を突き進んでいける安定性まで与えなければならないからです。スペシャライズドには運よく、優秀なエンジニア、エアロの専門家、テストライダーが所属していて、自社風洞施設のWin Tunnelなど業界屈指の開発施設があります。

そこから生まれたのが、前後セットでわずか1400グラムのRapide CLX。ツール・ド・フランスの山岳ステージで優勝したRoval ホイールよりも軽く、タイムトライアルのUCI世界選手権で優勝したCLX 64とほぼ同じ空力性能を備えています。低いリムハイトのような安定したハンドリング性を発揮します。

その目標を達成するには、今までのホイール開発の一つ一つを改めて検証するしかありませんでした。例えば、Rapide CLXのリム形状は前後でまったく異なります。これは、フロントホイールが最初に風に当たる部位であり、また横風による不安定な挙動の主な原因となるからであり、リアのリムより低くて太く作られています。そうしてできあがったのが、CLX 50より横風の影響を25%受けにくいフロントホイールです。たった761グラムのリアホイールがフロントより大幅にディープで細いのは、それがバイクの後端を担う部位であるがゆえ、リムハイトが高くても横風の影響をまったくと言っていいほど受けないためです。

この速くて強くエアロな軽量ホイールの中心には、Aero Flange ハブを採用。空力性能が最適化され、大きめのブレース角度でホイールの強度がアップし、とてもスムーズに回転するシールドカートリッジベアリングやDTスイスの精密なEXP フリーハブメカニズムを使用しています。また、DTスイス エアロライト・ブレードスポークとプロロック・アロイニップルを使い、確かな信頼性の2:1組みを採用しています。

以上の特徴から、このオールラウンドに使えるホイールは高い空力性能、軽さ、安定性をもたらし、あらゆるコンディションでスピードを引き出します。

チューブレス非対応モデルになります。

引用:specialized

 

roval CLX50

photo: SBC

旧型のモデルになりますが、重量:前輪645g、後輪770g ペア:1415g と軽く、空力性能やスプリントでの加速性能など、まだ第一線で戦えるホイールだと思います。

現行品のRapideは平坦は良いのですが、登りがイマイチ…という方もいるようで、個人的にもオールラウンドに使う場合、旧型のCLX50の方が使いやすいと思います。 空力性能や重量の点でも最新ホイールに見劣りしません。 唯一劣ってるのは横風耐性と横剛性かと思います。

 

フロントホイールのスポーク本数が通常は24本のところCLX50は21本となっており、ダンシングした時にブレーキローターとパッドが擦れる音が出て、横剛性の低さを感じてしまいます。ただし、最新のRapide CLX も同様にフロント21本構成なので、あまり変わらないかと思います。

 

横風耐性については、最新のホイール rovel Rapide CLX 、Bontrager Aeolus RSL 51 、DT SWISS ARC1100 dicut には劣っており、突風が吹くとハンドルを取られて非常に危険なので、風が強い冬は別のホイールを使いたくなります。

最後に、中古品も価格がこなれてきて、ヤフオクやメルカリなどで10万円台で購入できるという点もオススメできるポイントです。

DT SWISS ARC1100 dicut

photo: DT SWISS

ディスクブレーキ仕様で登場した最新世代のARC 1100 DICUTホイール。 リム高さは80 mm、 62 mm、 50 mmから選べます。 エアロダイナミクスの最適化に関する第一人者、 SWISS SIDEとの共同開発で生まれました。 新しいAERO+リムプロファイルにより空気抗力とステアリングモーメントの両方 が最小限に抑えられ、 その結果、 強い横風条件下においてもエアロダイナミクスとコントロールの改善を実現しま した。 それにより、 ライダーは前方に押し出す力を生むセーリング効果を利用しつつ、 エアロホイールを容易にコントロールできるようになります。 ホイールのセットアップは、 新しいDT Swissエアロスポークに、 超軽量のSINCセラミックベアリングを含む滑らかな180 DICUTハブを組み合わせ て完成されています。 

DT SWISS

 空力性能、横風耐性、回転抵抗など現在考えられる最強のホイール…ではと思いますが、如何せん入手困難な状況が続いて購入することができません。

このホイールがついたRP9を試乗しましたが、tarmac SL7 + CLX50 の組み合わせと比べて特筆した性能差は見受けられなかったため個人的には購入を保留してます。

 

Bontragar Aeolus RSL51

photo: trek

最速の自分になるために

超軽量のAeolus RSL 51は、今まで以上に速くなりたいあなたにぴったりのアップグレード。最新3D モデリングを利用して設計された、全く新しいAeolus RSLは、安定性を犠牲とすることなく、さらなる速さを可能にする。最軽量のRSL グレードのOCLV カーボンで、高さ51mmの新形状リムを作り、あらゆるコンディションでの究極の速さと万能さを実現。内幅23mmの太めのチューブレスレディリムは、少ない空気抵抗で回転することが実証済みで、全体的な速度を引き上げる。一方でDT Swiss 240の内部機構とRatchet EXP 36 フリーハブを組み込んだ超軽量ハブが、スムーズな走りを約束。

全てのボントレガーのカーボンホイールは、最初の購入者を生涯保証で守り、カーボンケアのさらなる保証も付いている。最初の購入から2年以内のライド中にその構造を壊してしまっても、無料で交換してもらえるのだ。とても単純な仕組みである。

ボントレガー史上最速のホイール

新次元の速さを実現するAeolus RSLホイール。3Dモデルを利用して最適化を繰り返し、ホイールとタイヤの組み合わせによるすべての側面において、あらゆる方向、あらゆる平面において、1グラム単位で抵抗をより正確に反映した。それだけで終わらない。全体的な速さを引き上げることが証明され、太めの23mm内幅に行き着いたのである。

引用:trek

rovalと比べるとイマイチ人気がない(?)Bontrager、TREKのバイク以外に履いている人をほぼ見かけませんが、roval CLX50の弱点であった横剛性と横風耐性を克服したオールラウンドに使えるかなりオススメのホイール。

 

ONEAER DX5

photo: corridore

Less Weight, Less Drag

Super light weight disc tubeless ready road wheel for all conditions.

Not only fast on flats but also rapid and responsive on hills.

引用:oneaer

 

Bora WTO 45

photo: wiggle

BORAは1998年の登場以来、レースに勝利するパフォーマンスと信頼性の限界を常に押し進めてきました。勝利を探求するための忠実なパートナーを求める明晰なライダーのために、今までのスタンダードを更に引き上げる新しいソリューションをご紹介します。

エアロダイナミック効果の限界を更に押し進め、ウィンド・トンネル・オプティマイズドを意味するその新しい名前はホイールの性格をよく表しています。「WTO」と名付けられた新しいBORAは、今までのBORAが持つパフォーマンスに関する大切な特徴を維持しながら、新しいエアロダイナミック・スタンダードを体現する独自のデザインを身に着けました。カンパニョーロ エンジニア・チームの研究結果に基づき、最も低い転がり抵抗を実現できる、チューブレスタイヤを使用できる、2WAY-FIT仕様を採用。

新設計のリムは様々なヨー角の風に対し空気抵抗を極限まで抑え込む独自の形状でワイドタイヤに対応するC19リムプロファイルを採用。ハブ、スポーク共に新設計でワイドフランジのアルミハブはシンプルながら大きく窪んだ中央部を持ちエアロダイナミクスを最適化。スポークも特別な菱形断面形状を備えた製品を組み合わせています。

引用:riogrande

 

Bora ULTRA WTO 45

引用:wiggle

Showcases the beauty of speed.

1994年の誕生以来、CampagnoloのBoraシリーズはハイパフォーマンス・レーシング・ホイールのスタンダードを定義し、進化のたびに性能を大幅に向上させてきました。象徴的なイタリアン・サイクル・ブランドは、ここにシリーズの最新モデルとなる「Bora Ultra WTO(ボーラ ウルトラ WTO)」をリリースします。このシリーズはディスクブレーキ専用で、33mm・45mm・60mmのリムハイトを持ち、レンジの頂点に君臨する最新モデルです。ヴィチェンツァ本社のエンジニアたちによる先進的なデザインプロセスにより、エアロダイナミクス、剛性、重量が改善されており、前モデルに対し大幅な進化を果たしました。

特筆されるエアロダイナミクスを備えながらメンテナンスが容易なインターナルニップルの導入、ハブボディの再設計、独自の超軽量カーボンファイバーを採用した全く新しいリム、ハブボディの採用などにより、驚異的なスピードを実現するホイールが誕生しました。

他を圧倒するホイールを開発するために要する膨大な時間。

他のCampagnoloホイールやグループセットと同様に、Bora Ultra WTOは設計、開発、テスト、そして生産まで、そのスタートからフィニッシュまでのすべてを自社で行っています。スポーク、リム、ハブなどの構成パーツすべてがCampagnoloだけの独自のものであり、スピードに対する一切の妥協を取りさらった、一貫したビジョンの一部となっています。この新しいホイールは、約3年の歳月をかけて研究・開発されたもので、スピードとエアロダイナミクスの向上と軽量化のすべてを目的とした、Campagnoloが特許を取得している革新的な様々なテクノロジーを採用しています。

引用:riogrande

 

LUN HYPER D45

photo:winspacejp

HYPER D45は、当社の最高のオールラウンドディスクブレーキホイールです。 カーボンスポーク、セラミックベアリング、フィラメントワインドリムにより、究極のパフォーマンスホイールセットになっています。 超軽量構造により、他のホイールとは異なり、登りも素早い加速も実現します。 カーボンスポークは、軽くて硬いホイールを生み出し、最も難しいスプリントや最もタフな登りにも頼ることができるホイールを提供します。

引用:winspacejp

前後異形リムとなり前作よりも34g軽量化。 リムもワイドになりより空力性能が上がったようです。 またスポークの角度を改良することにより横剛性もアップしており、前作から全ての領域でレベルアップしています。

 

DURA-ACE C50

photo : shimano

新しいDURA-ACEホイールラインナップの中で、C50は最も万能な存在です。C50は、前モデルのC40よりも軽量でありながら、前モデルのC60とほぼ同等のエアロダイナミクスを備えています。 さまざまな状況で使用できるホイールセットです。 タイムトライアルからクリテリウム、起伏のある地形で、あるいは自己ベストを狙うときに、新たなC50は全力を尽くしたいロードライディングに最適なホイールです。

引用:shimano

 前モデルから大きく性能が向上しました。重量も1461gと他社に引けを取らない軽さとなっています。また、値段も他と比べるとリーズナブルである点も見逃せません。 特筆すべきは横剛性の高さです。縦剛性は高すぎるわけではなく、路面からの突き上げも気にならないのに比べて、ダンシングした時のホイールのヨレが全くなく他社との違いを実感できました。

ネックなのは12速専用となっているので、11速ユーザーは使用できないところでしょうか。

 

COSMIC SLR 45 Disc

photo :mavic

COSMICのリムはNACAエアロプロファイルを採用した空力形状とされており、内幅19mm、外幅28mmという寸法が採用されている。そのリムにFORE CARBONというテクノロジーを加えることで、高強度、高剛性、チューブレスタイヤの運用が手軽なホイールを実現させている。

FORE CARBONというのは、アルミリム自体にニップルを受ける雌ネジを設けるFOREテクノロジーをカーボンリムに応用した技術であり、ニップルホール部分をカーボンで補強しつつネジ受けを接着するテクノロジーのこと。これを採用することで、リムベッドにニップルホールが不要となり、リム全体の剛性低下を防げるメリットがある。リムの剛性を維持したままリムウォールのカーボン層を薄くでき、リムの軽量化に繋がるという。

2022年モデルではリムウォールの素材が織りカーボンではなく、UDカーボンにアップデートされた。UD²リムラミネート仕様とすることで、2021年モデルよりも前後で15gずつ、計30gの軽量化を実現させたという。

またリムベッドにニップルホールがないことで、チューブレスタイヤを運用する際にチューブレステープも不要となっている。空気漏れの原因の一つであるテープを省略することで、空気保持のための作業にアドバンテージがある。マヴィックのUST技術も相まって、チューブレスタイヤの運用は行いやすいはずだ。

インフィニティハブやインスタントドライブ360、特許取得済みの楕円形スポークなどのスペックは変更ない。重量は1440g。価格は286,000円(税込)。

https://www.cyclowired.jp/news/node/359310

EliteWheels DRIVE 50D

photo: EliteWheels

最近いろいろなYoutuberの方々が紹介しているEliteWheels、中でもこのDRIVE 50Dは50mmハイトでありながら重量は1300gという軽量ホイールになります。 クーポンコードを使えば14万円ほどで購入できるので、コスパ最強ホイールかと思います。

・実測もほぼ1300g

・カーボンスポークで見た目カッコ良い

・リム重量も400gと軽く、富士ヒル程度の斜度であれば空力性能と重量を考えると最適なホイール

・横風耐性もある

・カーボンスポークの強度、信頼性は未知数(3年保証、クラッシュリプレースメント、UCI認可は取得済み)

・高速域での空力性能でいうと有名どころ(roval, bontrager, dt swiss)ARC Dicut には体感できるレベルで劣る。 〜30km/hまでは漕ぎ出しの軽さなどで快適ですが、40km/h以上になると巡航の維持やそこからの加速性能がイマイチです。 ロードレースやクリテリウムで勝ちたい…という一部の人を除いて多くの人にオススメできます。

CADEX 50 Ultra

photo:CADEX

50mmハイトのエアロリム形状と次世代エアロハブR3-Cを採用したCADEX 50 Ultra Discは、最高の空力性能とあらゆるコンディションでの安定性とコントロール性を持ち合わせています。軽量な革新的なスーパーエアロブレードのカーボンスポークが効率をさらに高め、セラミックベアリングはパワーロスを最大30%低減します。ハイボリュームタイヤに最適化した内幅22.4mmのフックレスリムが、タイヤのサイドウォールのサポートを高めながらシームレスな一体感を生み出し、より低い空気圧での走行を可能にしてハンドリングとロードフィーリングを向上させます。

CADEX

ツールドおきなわ2023年市民200km 優勝ホイール。 空力や剛性、重量など、どの性能もハイスペックなモデル。 唯一のネックはチューブレス専用モデルだということ。普段からチューブレスで運用している方にはオススメできるモデルです。

チューブレス専用モデルで言うとENVEやZIPPがありますが、コストと性能を比べるとCADEX一択か。

 

質量と価格でまとめ

それぞれ質量と実売価格を一覧にしました。

ホイール質量[g]実売価格[円]
roval Rapide CLX1400333,450
roval CLX501415160,000
Bontragar Aeolus RSL511410323,950
DT SWISS ARC1100 DICUT DB 501472419,760
ONEAER DX51370238,000
Bora WTO 451520232,900
Bora ULTRA WTO 451425319,720
LUN HYPER D451421242,000
DURA-ACE C501461233,530
COSMIC SLR 451440286,000
EliteWheels1300140,000
CADEX 50 Ultra1349407,000

実売価格と重量の関係を散布図にすると以下のようになります。

 

Bora ULTRA WTO45 と CONMIC SLR 45 はリムテープ不要なので、さらに50g程度相対的に軽いと考えても良いかもしれません。

コスパでみると、DRIVE50Dのコスパの良さがわかります。もちろんホイールは質量が全てではありませんが、一つの参考としていただければと思います。

 

 

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