チェーンルブとは
チェーンルブとは、いわゆるチェーンオイルです。
チェーンにオイルをさす目的としては以下の事があげられます。
- 錆を防ぐ
- 泥や土から守る
- 潤滑油として(摩擦低減)
- 摩耗低減
・・・などなど
特に最後の摩耗低減は重要で、塗布しないとチェーンリング、チェーン、スプロケットはいずれも金属なので乗るたびに削れていってしまいます。
オイル切れの状態で乗ることがないようにしましょう。
晴れの日メインの方、速く走りたい方
晴れの日メインで走られる方、早く走る事が目的の方は、こちらをオススメします。
CERAMIC SPEED UFO DRIP
最も駆動抵抗が少ないチェーンルブの一つ。
Friction Facts による試験で最も駆動抵抗が少ないという結果になりました。
ところで、この UFO Drip 、オイルではなくワックスタイプのチェーンルブになります。
塗布した直後は上の画像のような感じです。
なお、塗布する位置はチェーンの内側が正解です。
そして、揮発性の液体が飛ぶと…(約12時間後)
うっすらと金属表面をコーティングしているような感じになります。 塗布直後はチェーンの音が静かになり、明らかに抵抗が少ないと感じることができます。
価格もその性能に比例して高く、180ml で 5500円 です。 (30.6円/ml) UFO Drip よりもコスパが良いものとして上の図で2番目に抵抗が少ない Squirt があります。 こちらは 120ml 1900円(15.8円/ml)と約半額。
ただ、Squirt は1回走っただけで体感できるくらいに抵抗感が増したり、ワックスのカスの量が多く、しばらくするとチェーンがベトベトになってしまいますので、トータルで考えると UFO Drip がオススメです。
UFO Drip のメリット、デメリット
メリット | ・最も駆動抵抗が少ないチェーンルブ |
デメリット | ・高い ・塗布後、約12時間あける必要がある |
メンテナンス性重視の方、雨の日に
浸透性に優れる
・・・スプロケットやピン・プレートの僅かな隙間にも強力に浸透潤滑性に優れる
・・・フッ素樹脂系固体潤滑剤を配合し、長期潤滑性・耐摩耗性・耐水性を持続付着性に優れる
・・・高粘着性ポリマーにより薄い被膜がチェーンに強力に密着。飛散りにくい防錆性に優れる
・・・錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延長水置換性を有する
・・・金属表面に付着している水分、湿気と置き換わり潤滑・防錆被膜を形成低フリクション性
・・・チェーンの動きが軽くなり寿命も長いクリーニング効果を有する
https://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/CHL.html
・・・油溶解性に優れる優れるので取り残した油汚れもキレイにし潤滑被膜を形成。継続使用で、汚れを防止
上記特性のうち特にメリットだと思うのが”水置換性”です。 ライト中雨に降られた後で簡単に拭いて、こちらのルブを塗布するだけでOKです。 完全に乾燥する必要がなかったり、スプレータイプなので簡単に塗布できるのが良いと思います。
また値段的にも平均的な値段かと思います。 180ml 1760円 (9.8円/ml)
1点だけ気をつけたいのが(スプレータイプに共通して言えることですが)、ディスクブレーキローターにルブが付いてしまうとブレーキが効かなくなってしまうので、注意が必要です。
メリット | ・水置換性で、雨の後も安心 ・スプレータイプで塗布が簡単 |
デメリット | ・ディスクロードの方はディスクローターにかからないように注意 |
まとめ
・速く走りたい方 : UFO Drip
・メンテナンス性重視、雨の日も乗る方 : WAKO’S CHAINLUBE
WAKO’S ワコーズ CHL チェーンルブ A310 ルブリカント WAKO’S 和光ケミカル 自転車 bebike 価格:1,760円 |
番外編;買わなくてよかった物
squirt チェーンルブ ワックス系のチェーンルブで UFO Drip よりも安いためコスパが良いと思い購入しました。
UFO Drip を使う前はかなり良い!と思ったのですが、比べると全然ダメでした。
UFO Drip の販売元Ceramic speed の実験結果ではありますが、Squirt は塗布後すぐに抵抗が増えていくのがわかります。
実験結果だけでなく、実際に走った感覚としても同様で、塗布直後のチェーン抵抗はかなり軽いのですが、1日走ると明らかに性能が低下するのがわかります。
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