初心者でもデュラエースを使ってみたい

インプレッション

シマノのロードバイク用コンポーネントには次の種類があります。

photo: SHIMANO

DERA-ACE  ULTEGRA  105  Tiagra  SORA  Claris の6種類が主なもので、本格的なロードバイクのエントリーモデルでは 105 が使われている事が多いのではないでしょうか。

また、105 であれば DURA-ACE と互換性があり、部分的に交換しアップグレードすることも可能です。

 

そこで、105 と DURA-ACE を比較し、変更するならこのパーツがオススメというのを考察してみます。

 

DURA-ACE と 105 を比較

R9200
Dura-Ace Di2
R7170
105
リアディレイラー80,64033,00047,640
シフト/ブレーキレバー(左右)101,85060,50041,350
クランクセット170mm, 52-36t61,32021,01040,310
カセット (11-30T)35,7007,70028,000
フロントディレイラー45,04517,82027,225
ブレーキキャリパー(前後)33,60016,83016,770
ローター ※8,8293,1645,665
チェーン7,1064,0053,101
BB5,1932,7722,421

価格差を見たとき上記の表のようになります。 (※は実売価格)

 

BB

BBが最も価格差が小さいですが、 ↓ こちらでも書いたように

耐久性重視であり、回転が軽い…など体感できるメリットがないため、オススメしません。

 

チェーン

次に価格差が小さいのがチェーンです。  デュラエースでは各プレートをつなぐピンが中空構造になっており、軽量化がはかられています。

また、シマノが提供する超低摩擦表面処理であるSIL-TEC加工が施されています。下位グレードにも同じ加工がされていますがアウターリンク、インナーリンク、ローラーの全てのパーツに加工されているのはデュラエースだけになります。

photo: shimano
photo: Shimano

フッ素粒子によるコーティングでチェーンの滑らかな動作を長時間持続すると共に

、水や泥をはじく力に優れることも大きな特徴で、通常のメッキに比べて30%泥はけ性能に優れています。

 

アワーレコードを支えた技術

先日更新されたアワーレコード、1時間で55.548kmを走破したダン・ビンガム(イネオス・グレナディアーズ)が使用していたバイクに注目すべき日本の技術が使われていました。

photo: bikeradar

空力性能だったり、駆動抵抗を少しでも少なく…という事が考えられていると思いますが、駆動抵抗に関係する部品の一つであるチェーンは日本の和泉チェーンのKAIが採用されています。

和泉チエン株式会社

 

製品情報を見てもロード用のチェーンないじゃん…と思うかもしれませんが、↓ 沿革を見ると

photo: 和泉チェーン

シマノ(デュラエース)のチェーンは和泉チェーン製だということがわかります。

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