グループセットのメーカーといえばシマノ、カンパ、スラムがあり、日本ではほとんどの人がシマノを選択しているのではないでしょうか。
基本、シマノの製品は良くできているので特に不満もなく使えると思いますし、多くの人がそのままの状態で使っていると思います。
今回はそんな数少ないチューニングパーツの中でも比較的交換頻度が高いと思われるビッグプーリーの交換方法について紹介していきたいと思います。
なお、RD-R9150を例に紹介します。
カーボンドライジャパン V3
入手したのはカーボンドライジャパンのビッグプーリーV3です

ビッグプーリー交換に必要な工具類

プラスドライバー サイズは ”2” の物を

トルクスレンチ サイズは T10 の物を。
ボルトの穴が浅く精度の高い工具でないとボルト穴をナメそうなので、多少高くても良い工具を使うことをオススメします。 私は PB SWISS TOOLS の物を使いました。
ちなみに、最初はVESSEL の物を購入したものの、かかりが浅く、ボルトの頭をなめそうだったため使いませんでした。

シマノ プレミアムグリス
チェーンを外す
リアディレラーを外すために、まずはチェーンを外します。 チェーンの外しやすさから、インナートップの状態で外します。(フロントディレイラー:インナー側 、 リアディレイラー:トップ側)
チェーンを外したら、リアディレイラーをロー側に変速しておきます。
同様に、新品で購入したリアディレイラーにビッグプーリーを付ける場合もDi2ケーブルを差し込み、ロー側に変速してから次の作業に移ります。
リアディレラーを外す

1か所でとまっているだけなので、ここを緩めます。 上の画像はダイレクトマウントタイプの場合です。
プーリーケージを外す

ストッパーのボルトをプラスドライバーで外します。

外れたところ

次にプーリーケージをとめているボルトをトルクスレンチで外します。

ボルトが外れるとディレイラー本体とプーリーケージが外せるようになります。

バネと黒い樹脂部品を外します。
バネとプーリーケージがなかなか外れませんが、知恵の輪のようにうまく外れるポイントがありますので、ガチャガチャ動かしながら。決して無理な力で引っ張らないよう注意です。
ビッグプーリーの取り付け

ビッグプーリーを取り付けていきます。 取り付けるのはカーボンドライジャパンのV3です。

まずはグリスを塗ります。

ビッグプーリーに先ほどのバネと黒い樹脂部品を取り付けます。

ディレイラーの凹とプーリーケージに取り付けたバネ・樹脂部品の凸を合わせてはめていきます。
(画像は純正プーリーになっていますが、取り付け方法は同じ)

はまりました。 最後はめ込む時にバネを縮ませる方向に回転させながらはめ込みます。

トルクスレンチでボルトを締めて完了です。
ビッグプーリーの変速性能が悪いと感じた時に試す方法
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